私たちの
キセキ
Episode3
何ごともないを創ること
悪天候により飛行機の到着が遅れたり、整備作業が長引いたり、空港では日々さまざまな出来事が起こる。
私はステーションオペレーションと呼ばれる運航に関わる情報をタイムリーにパイロット、空港の仲間のもとへ伝達することが仕事だ。
管制官「Your spot is occupied.」
パイロット「スポットの状況どうですか?」
私「お客さまALL ONで、push buckまであと五分ほどです。」
各部門の担当と連携をとり、定刻出発を妨げる要因をひとつひとつ取り除いていき、数多くの便が滞りなく到着 • 出発できる環境を創り出していく。

「Thanks」
今日は天気も良く特別な情報はなかったが、念のためこれから羽田を出発する便に、影響することは何もない、と送信した。
すると、その情報を受け取ったパイロットから「Thanks」と一言返事がきた。

このさりげない一言に仲間との絆を感じ、嬉しくなる。
『今日もフライトに貢献ができたのかな』
そうやってメンバーとお互い意識し合えるのもこの仕事の醍醐味だ。

相手に確実に伝わる言葉を選ぶ
関根 美賀子
2018年入社
Staff Interview
私たちが取り扱う情報は運航に関してとても重要なものであるため、相手に伝わりやすい言葉を選んで伝えるように意識をしています。
パイロットとのやりとりは、燃料や重量の増減に伴う変更の有無について、機材の整備、お客さまの乗り継ぎ案内など多岐にわたります。他にも整備担当者や旅客担当者などさまざまな部門と航空機の運航に関わる多種多様な情報のやりとりをします。必要な情報を関連する部署へ発信するなどして航空機の安全かつ円滑な運航をサポートする、いわば“横軸”の役割を担っています。
私たちの対応が遅れたり誤ってしまうと、周りの方々へ与える影響は非常に大きく、その責任の重みを肌で感じながら緊張感を持って業務にあたっています。ただ現状を伝えるのではなく、納得できる理由を添え少ないやりとりでしっかりと相手に伝わるように努力しています。
そんな緊張感の中でも、コックピットから「THX COOP」とメッセージをしてくれたり、ランディング後は無線で御礼をくれることが何よりも嬉しくホッとするひとときです。