1. ホーム
  2. 私たちのキセキ
  3. 第6話

私たちの
キセキ

Episode6

人生のスタートに寄り添う心

八月中旬の頃、自動チェックイン機にチェックインを進めるご家族がいらっしゃった。

私は自らお声がけをし、ご両親を交えながら男の子と、
「海外旅行は初めて?」
「検査場を通ってしまったらこっちに戻れないから、やり残したことがないようにね。」
とたわいのない会話を楽しんだ。

通常通りチェックインを終え、ご家族と別れたのち、私はトラフィック業務に向かった。

出国手続きエリア後、搭乗口へ呼び込み担当をしていた際に、なんと先ほどのご家族に再会したのだ。

「渡邊さんとお話した日から、息子は空港が大好きになったんです!」

再会を喜ばれているお母さまより、
「一緒に写真を撮っていただけませんか?」
とお声がけいただき、男の子と写真を撮った後、お客さまは出発された。

それから二週間ほど経ったある日。
カウンター業務を実施していた私のもとに、あのご家族の姿が目に入った。

本日もご旅行でいらっしゃたと思い話を聞いてみると、
「今日は空港に遊びに来たんです!渡邊さんとお話した日から、息子は空港が大好きになったんです!今日も渡邊さんに会えたらいいねと話してました!」
と嬉しそうに話してくれた。

もしかしたら自分との会話が空港を好きになったきっかけのひとつになったかもしれないと思うと、嬉しさがこみ上げてきた。

渡邊 重貴

一生に一度だけの瞬間を大切に

渡邊 重貴

2022年入社

Staff Interview

チェックインも自動化になり、お客さまとの接点が少なくなってしまっている中でも、
お客さまとの一期一会の出会いを大切にしたいという想いは変わりませんでした。

空港ハンドリングは、限られた時間の中で接客をしなければならないことが多いですが、
私は、”お客さまとの会話を楽しむこと” ”お客さまの記憶に残るサービスを提供したい”このふたつを大事に日々過ごしています。

今回の件も、そんな想いからご家族にお声がけをいたしました。
私自身もご家族との会話を心から楽しんでいたのですが、お客さまから一緒に写真を撮りたいとお声がけいただき、後日私に会えるかなという気持ちで空港に遊びに来てくれたことは、私にとっても忘れられない大切な思い出になりました。

これからも機械では見出すことができない、私にしかできない心温まるサービスを提供してJALファンを増やしていきたいと考えております。